父が残した遺産(いらないもの)

築50年以上の自宅、両親は戦後の時代を生き抜いてきた、いわば物主時代の「捨てられない世代」。母方の祖母の家から持ってきた、家具や衣類が堆積したまま、母は8年前に亡くなり、父も昨年亡くなった。小物は分別して自家用車で清掃工場に持って行ったけれど、家具がかなり残った。それも古くて、買取できない、どこか壊れている品物ばかり。市のゴミ回収のお知らせに書いてあった、めぼしい業者に電話した。家具全部で13点、ソファーやタンスあり、荷物は1~2階にあり、運び出し希望。見積もりの一番安く、応対の親切な所にお願いした。電話ではわからなかったけれど、個人経営の所で、家具があるけれど全部ひとりで運び出した。大型のブラウン管テレビもあった。ゴミ回収用のトラックで、自宅前に駐車。運び込んだ荷物はどんどんトラックの荷台を埋めていった。作業中周りを傷つけないように、ゴミとしての回収物でさえも、注意を払っていた。角がぶつかりそうなものは布で覆ってから運んだ。また、家人がいるので「ちょっとうるさいかもしれません」「こちらで作業しますので、危ないですから、あちらでお願いします」等、きちんと気配りができる方で安心した。急遽その場で見つかった、小さなゴミ(木の棒で自家用には乗せるには長い)も何点か持って行ってくれた。電話で聞いていた見積もりとほぼ変わらない金額だったので、その場で支払いを終え、家具のなくなった場所の掃除に取り掛かった。1時間もかからず全部持って行ってもらって、本当に助かった。引越し業者はそこそこ神戸でも有名な自分で持ち込みするには、娘との二人暮らしにはずいぶんと重荷だったので。